強迫性障害(OCD)の治療法

この記事では、強迫性障害(OCD)の一般的な治療法とデメリットをまとめています。

薬+行動療法

強迫性障害の治療では、薬の投与行動療法を組み合わせて行われるのが一般的です。

薬の投与は、主にセロトニンのはたらきを活発にさせるSSRIという薬が用いられます。

SSRIは抗うつ剤の一種で、セロトニンの増加をうながすことで

感情のコントロールを助けます。

薬の投与だけでは、強迫性障害を完治させることは難しいですが、

症状を軽減させることが期待できます。

効果は早い人で3か月程度かかり、薬の効果を確認するにはある程度の期間が必要になります。

症状によっては他の薬が用いられることもあり、医師の指示に従って使用することが必要です。

 

行動療法では、曝露反応妨害法という治療法が用いられることが多く、

簡単に言うと、

「あえて不安や恐怖を感じる環境を作り、強迫行為を我慢させる」という方法です。

例えば

・汚いと思うものにあえて触る(手をかざすだけでも可)

・手を洗いたくなっても我慢する

・戸締りを確認したくなっても、確認をせずに外出する

といった行動を練習します。

これによって強迫行為なしでも「何も怖いことは起こらない、全然大丈夫」ということを学んでいき、

症状を軽減させていきます。

 

一般的には、以上のように「投薬+行動療法」を組み合わせて治療を進めていくことがほとんどです。

薬の投与によって感情をコントロールしやすい状態を作り、

行動療法によって「強迫行為は不要」だということを学んでいく、という流れで治療を進めていきます。

症状が軽度の方ほど効果があり、持続性も高いという特徴がありますが、この治療法にはデメリットもあります。

そもそも強迫性障害は治療の中断率が高いことでも知られ、症状が重い方ほどデメリットをよく理解し、相当の覚悟と根気をもって治療に臨むことが必要になります。

 

薬+行動療法のデメリット

薬の投与には、当然ながら副作用の危険性があります。

SSRIには吐き気やめまいなどの可能性があり、服用初期に発症する場合もあれば、

服用を開始して数年後に突然発症することも確認されています。

他の種類の薬にも同様の副作用があり、薬を服用する場合は副作用を確認し、

医師と相談しながら治療していかなければなりません。

 

曝露反応妨害法などの行動療法では、

あえて自分が恐怖や不安を感じる環境を作り出すため、場合によってはさらに恐怖や不安を感じる結果になってしまう可能性があります。

また一定期間の我慢が必要になるため、その反動でさらに症状が悪化してしまう恐れがあります。

いずれにしても自分一人で行うことは難しいため、医師や家族との協力が不可欠です。

信頼できる医師とでなければ、治療を継続して行うことが難しく、治療を途中で中断してしまう可能性もあります。

強迫性障害を病院や薬に頼らずに自宅&一人で治す方法